あーこれは会話も構図もストーリーも表情も、音も!目が離せないまま見入ってしもた!長屋の人間関係といい、ヤクザとのドスの利かせあいといい、映画はつくりものやのに、なんもつくってない。配置しただけ、あと…
>>続きを読む4Kレストアで見ると異様にデザインされた作品に見えてくる、まるで小津の作品がそうであるように。完璧なセット撮影と縦の構図、ローアングル、雨、そして紙風船。
確かに紙風船は印象に残るが、人情の方は印…
◎ 動きの少ない完璧な絵作りばかりで目が見離せない。とりわけ雨のシーンは悲しみと相まって息を呑む。
一貫した姿勢でブレない態度を貫く髪結の新三には目を見張る。金魚売や全てを見透かす盲目の老人の存在の…
☆昨年9月、シネヌーヴォでの鑑賞以来。
☆長屋の奥にある酒樽を横に並べたような塀(斜めに板を敷いて階段がわりにして人が往来している)。あれは、なんだ?
☆南無妙法蓮華経のセッションが始まるところ(二…
かなり昔の映画のはずが、かなり見やすい。
構図の中に、今見るべき人物をしっかり収めながら、細部も描いており無駄がない。背景の使い方や繋ぎもかなり自然で、セリフがやや聞き取り辛い所でも内容が分かってし…
「窮鼠猫を噛む」を映画にしたというような内容。ただし、弱いものが強いものに一矢報いて、観客にカタルシスをもたらして終わるわけではなく、鑑賞後には虚しさが残る。そこが単純な勧善懲悪ものと違うところ。い…
>>続きを読む傑作!
日本映画の名作は、どうしてこんなに人間関係の「綾」を作るのが上手いのか。
台詞が聞き取りづらいのに、全く混乱しない。
全ての人生の糸が、うまい具合に絡み合っていつの間にやら最高のドラマになっ…