人情紙風船のネタバレレビュー・内容・結末

『人情紙風船』に投稿されたネタバレ・内容・結末

日本映画唯一の早逝の天才山中貞雄の遺作。長屋で首括りが見つかったことを皮切りに、ラストも長屋での心中で終わる円環。己の死を予感するかのように物悲しい作品である。溶暗溶明の使い方、雨の降らせ方、長屋や…

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山中貞雄の遺作にして大傑作。

もう一つの代表作といえる『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』も鑑賞したが、若くしてこれだけの作品を作るとは、本当に惜しい人を亡くした(享年28歳)と思う…。

お通夜と題した…

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冒頭テンポよく始まり、明るい映画なのか?と思いきや…。うう、苦い。
わりと”切腹”と近いテーマだった。長屋の浪人が切腹出来ずに首吊りしたって話から始まるし。
暗闇の中で光る懐剣が印象的。

妻が海野…

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愛想を尽かされたからあのラストな訳ではなくて 海野が 長屋 的な暮らしに呑まれてしまったから終わりな訳で 下手な嘘をついても胸元から小判が落ちなかったなら ああならなかったと思う 最後に行灯を消すの…

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こいつはお侍にとっての刀と同じように俺にとっちゃ一二の商売道具だ

俺は意地でやったんだ


2023年映画118本目

山中貞雄監督作品は恥ずかしながら初見。面白かった。ノイズ音がきつかったけど…

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「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で尾田栄一郎回かな?で鈴木さんがベスト映画として話してて知った。
高校生の頃、黒澤明の映画を初めて見て、聞き取れなさすぎて日本語字幕を出しながら観たことを思った。
死で始…

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フワフワ水に流れていく紙風船がかなり良い。海野さんが門前払いされて毛利氏の屋敷前で呆然と立つ場面→海野さん家の場面の間に挟まる、布の縁についたモップみたいな紐がゆれるカットめちゃくちゃ綺麗だった。

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ストーリーが秀逸な群像劇。
映像に凄く力があって引き込まれた。
ラストの紙風船が流れるシーンが物悲しくて良かった。
人情を持つ人が亡くなる結末がタイトルに合ってた。
山中貞夫監督の不朽の名作。

貧乏長屋の浪人海野が髪結いの新三を匿うお話。長屋は二間あって極貧ではないらしい。髪結新三が元とのこと。背負い羅宇屋がどんなか見れて嬉しいです。

追従笑いが身に沁みて、心まで尾羽打ち枯らしたような浪…

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1981年に一度観た記録があって暗い話だった記憶もある。39年振りの再見となるのだが20代半ばの思いと年月を経た今のわたしの思いとでは違うものだとあらためて思う。

貧乏長屋に妻と住まう浪人海野又十…

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