国立映画アーカイブ
逝ける映画人を偲んで 2021-2022
大好きな佐藤允兄貴を初めてスクリーンで観て参りました☆
ご子息・闘介さんから"菅原文太が全編暴れ馬"とお聞きしたので、張り切って"イタリアの種馬"Tシャツで鑑賞よ(笑)
東映版『血とダイヤモンド』なヤクザノワールと言われるこちら、豪華キャストで渋くバイオレンスに魅せてくれる楽しく激しい良作でした!!!
10年ぶりにシャバに出た大門組の権藤鉄治(菅原文太)。
様変わりしたユルい歌舞伎町にブチキレた鉄治を、大門(成田三樹夫)は福生の支部長・藤原(佐藤允)の助っ人に送る。
ム所仲間だった元ボクサー、お金大好き元刑事(錦野旦)、元レーサー、謎のイケメン(舘ひろし)も連れて、早速大いに暴れ回る鉄治!
こうして柳田組との縄張り争いが加速する中、鉄治は自分の元愛人が敵の竹内(地井武男)の情婦になっていると知り、またまたブチキレてしまい……
文太マジ大暴れ(*ノ´∀`*)ノ
観客までキャッキャしちゃうくらいの狂犬っぷりでした(笑)
とりあえず誰にでも何にでもキレる!蹴る!破壊する!!
凄い!凄いぞ!!
デストロイヤー文太!!!
一方、若い地井武男もなかなかの暴れん坊で、もうどっちもどっちだから仲良くしなさいな~て思うw
対して愛する佐藤允兄貴は真面目♪
あれこれ背負って悩んで悩んで……
でも過去パートで文太と脱いでイチャイチャしてるシーンだけは癒されましたぁ~
ずっとあのままなら良かったのにね。。。
暴れ馬文太を止められるのは、親父な成田三樹夫と兄弟愛で結ばれた兄貴のみなのだ!
あぁ~萌える悶えるブフフフ……
舘ひろしは焼きそば食べたりアメリカンドッグ食べたり、寡黙な革ジャンイケメン☆
成田三樹夫はいつも通りドスのきいた激怖イケオジ、ほんと素敵な悪い顔してる!
ガチャ撮りなのが惜しいけれど、カーチェイスや銃撃戦、爆発シーンもあって景気が良い!!
冒頭の暗殺シーンでは、ちゃんと銃を落として暴発してたのもポイント高いですねぇ~
マジの事故なのかもしれないけど(笑)
過去シーンの挿入も上手かったなぁ♪
モノクロにしたり、鏡を使った演出等も好み!
キレ散らかしてる文太ながら、BGMは渋い低音テーマ曲歌ってるのも惚れるぅ~
何より大画面で兄貴を拝めて幸せでした(*‘ω‘ *)
この濃ゆさで87分というのがほんと凄い!