中国版キッズ・リターン。こっちの方がジャンクで生々しいエネルギーに満ちている。とはいえあるものをそのまま撮ったという感じではなく、多用される長回しに綿密な計算が見て取れる。猥雑と洗練が奇跡的に融合し…
>>続きを読む私は「一瞬の夢」のが好きかな
素で裸で撮っていた 荒っぽかったデビュー作
「青の稲妻」は服を着てしまった
着ていいし、カッコ悪いものばかり映しているのに映画全てがカッコいいし、展開も巧み、シビれるシ…
虚栄と倦怠がタバコの煙のように燻っているような印象、しかし魅力的な瞬間が多すぎて今ならほんと、自分の周りの全てを肯定できる。
ブルースタジオのあの空間でこの映画を鑑賞していた時間は完全に映画だったし…
35mmフィルムで鑑賞。
北京五輪前の中国、革命前夜?それとも大きな革命の後の空白?ともあれそんなときこんな作家がいたら心強い。
それぞれの感情が読み取れないくらい表情の変化が少ないが、そんなもん…
舞台は2001年の中国山西省。高速道路の建設ラッシュが始まっているけど、主人公達若者は失業していたり、住んでいる団地は未舗装の荒地にあって半スラム化していたりで、そんな鬱憤をタバコを吸いまくったりタ…
>>続きを読む倦怠と軋轢、カラカラに乾ききった諦念。1ドル札、コカコーラ、オリンピック、パルプ・フィクション、WTO、「全部金儲けだ」で終わらせる断絶。エドワード・ヤンより冷たく、北野武よりも容赦のない長回し。
…
アッカトーネが40年の歳月を掛けて、ゴダール、大島渚、タランティーノ等を通過して、ここまで来たのかという強い感動がある。類い稀なる参照の仕方、参照という言葉は恐らく適切でないが、こんな仕方で過去の映…
>>続きを読む人間が起き上がっては寝たり、立っては座りの反復、もちろん平手打ちも印象深い。ただ生きてるだけの人間。「強盗だ!」からのカットがかっこよすぎ。
映画はほとんどサイレントのよう。一連のバイクシーンが素…
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