ジャ・ジャンクーは淡白なタッチで虚無感を映すのが実に上手い監督。『罪の手ざわり』では人の虚無感が狂気へと切り替わる瞬間を生々しく表現していたけど、今作ではダメ人間たちのヘタれた生き様をオフビート調に…
>>続きを読むWTO加入、北京オリンピック決定、と急速に成長していく都心部の歓喜と興奮がテレビから垂れ流されている。たが光があれば影もある、いや影があるからこそ光がある。急成長を遂げつつある国に置いていかれた停滞…
>>続きを読む中国第六世代の作家たち
@早稲田松竹
北京オリンピック開催に沸く都市と遠く離れた地方の若者たちを描くジャ・ジャンクー初期の傑作。
また歌、踊りのシーンがどれも良い。特に気だるいカラオケルームで男女…
『一瞬の夢』同様に歌う・踊るという行為が、希薄な感情のやり取りの中で重要な要素として機能している。特に泣きながら踊るシーンと逮捕され無理矢理歌わされるシーンはカタルシスがある。他にも重要な反復表現で…
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