ドライ、無力感、空回り…
青春時代ならではの殺伐かつ鬱屈とした感情が、澱になって沈んでいく感じ、流れを止められた川のようにたまった水が淀んでいるような倦怠感。
を、この映画を観て感じた。
2001…
20前後の若者が悩んだり周りを見ずに突っ走っちゃうお話。って聞くとよくありがちだけど、そういう暑苦しいものではなくて、むしろドライ。言葉少なに鬱々とした現状を語っている画がじわじわときてとても良かっ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
この映画をはじめて観たのは、たしか僕がまだ19歳の時だった。と、書くと、いかにも原田宗典的な青臭さがあり気持ち悪い。
だが、この映画は青いのだ。
で、この映画を観ていた当時の自分こそ、なによりも…
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