湯っ子

青の稲妻の湯っ子のレビュー・感想・評価

青の稲妻(2002年製作の映画)
4.5
胸がギューっとなって、じわりと涙して、ああこの映画好きだなと思う。
みんな煙草吸いすぎなのも、2000年代って感じ。あの煙草キスが気障すぎて格好良すぎて、若い頃だったらきっと真似したくなったと思う、私は煙草吸わないけど。
時折はさまれる当時のニュースや、北野映画や「パルプフィクション」へのストレートな憧れからも、時代を感じる。北京オリンピックが決定した時に人々が歓喜する中で、主演ふたりが仏頂面なのは印象的なシーン。
どうしても北野映画に引っ張られちゃうんだけど、後味が「キッズ・リターン」と同じなの。ちょっと忘れられないラストシーン。
原題は、作中何度も流れる歌のタイトル。でも、この邦題はちゃんと映画を観た人がつけたと思うな、絶対。最後まで。
湯っ子

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