「2千年の寿命を棒に振ってもいいほどの女だ」
ほぼカート・ラッセルが「ここはどこだ?」と言い続けていただけなのに、「俺たちの魔術はすごかったな」とイキリ倒して終わるコメディー。
雷や魔術を操る悪の組織と大乱戦を繰り広げ、
緑眼の美人が宙を漂い、
中華風の大掛かりなセットが登場後まもなく吹き飛び、凝ったクリーチャーも特に活躍することなく退場していく。
スペクタクルなものがふんだんに盛り込んでいるが、どんどん消化。
登場人物が行動の理由を言ってくれないし、何を聞いても「分からない」か抽象的な説明を連発するので、見てる側もよく分からない。
でも、敵のアジトのマップにはやけに詳しく府には落ちないが、そんなことは途中で気にならなくなるぐらい話は進んでいった。
車椅子に座ったカート・ラッセルが坂を後ろ向きに「アーーー!!!」言いながら下っていくのがアホっぽくて好き。
女の縛り方のクセよ。
見かけない武具を使った長い演舞、全く何の時間か分からなった。