BOB

華麗なる賭けのBOBのレビュー・感想・評価

華麗なる賭け(1968年製作の映画)
3.8
スティーブ・マックイーン主演のピカレスク・ロマン。

成功した実業家が刺激を求めて、銀行強盗を完遂。保険会社に雇われた美人調査員が彼と駆け引きする。

"Do you play?" "Try me."

華麗なるマックイーンを堪能する作品。
珍しくインテリ役。ファッション、音楽、編集、仕草等など、とことん洒落ている。マックイーンの引き立て役になってしまってはいるが、ヒロインのフェイ・ダナウェイもクール。

マックイーンはスタイルが格好良 い。『大脱走』で初めてマックイーンを見たとき、別にハンサムでもないのに何が格好良いんだろうと思ったのを覚えている。鏡に映る自分と乾杯して高笑いなんて、スターにしか出来んでしょ。

スタイリッシュ且つ効果的な分割画面。銀行強盗のシーンとポロのシーンが好き。360度パンするとマックイーンが登場するショットや、1分間にも及ぶキスシーンも粋。

金持ちの優雅なお遊びの数々が見れる。ゴルフ、グライダー、ポロ、美術品オークション、チェス、砂浜でバギー、専用サウナ。

📝ピカレスク・・・魅力的な悪漢を主人公とするジャンル。

👔バラクータG9、フィッシャーマンセーター、"2"Tシャツ。

🏎️ロールス・ロイス サルーンクーペと、フェラーリ NART スパイダー (撮影後マックイーンがお持ち帰り)

"Samba. Sugarloaf. Jungle. Piranha." 何やそれ!

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