オーウェン

華麗なる賭けのオーウェンのレビュー・感想・評価

華麗なる賭け(1968年製作の映画)
3.3
富豪のトーマス・クラウン氏がスリルを求めて銀行強盗を行う。
だが保険調査員の女性が目を付け接近していく。

スティーヴ・マックィーンとフェイ・ダナウェイの共演なので、大人の駆け引きがじっくり描かれる。
ただ思った以上にカタルシスは感じない。
むしろロマンスの方が強く印象に残る作りになっている。

二人のチェスでのやり取りからの流れなど、ラブストーリーの要素しかない。
リメイク版はトーマス・クラウン一人で遂行していたが、オリジナルは複数人が絡んでの強盗を実行している。

上流階級に合わないと思っていたマックィーンが嵌っていたのは驚いた。
佇まいも絵になる存在感で持たせている部分はあるが、計画が単純なのと最後が思い描いたものとは違っていたのが残念だ。
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