りょうた

路地へ 中上健次の残したフィルムのりょうたのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

中上健次のフィルムが凄く良い。土地の触覚的な部分、良い意味での「土臭さ」、土地の感覚っていうのが生々と注ぎ込まれてる。田村正毅の映像も同様の感覚を覚える。ただそこに役者が入るとどうにも馴染めず、演じていることの「硬さ」、不動性、虚構性から浮いてしまう。それが演じる役者の身体であり、旅人の身体なのかもしれない。素人の身体の流動性というか、彷徨う視線(カメラに撮られることによる)と並んだ時にそれを感じる。
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