葛

ブルグ劇場の葛のレビュー・感想・評価

ブルグ劇場(1937年製作の映画)
4.5
若さへの賛美と嫉妬の映画と見せかけて、勘違いからチャンスを一時的に与えられた23歳のライナーには愛と善良さはあっても本人の望む俳優としての力はおそらく無いだろうことが示唆され、愛を得られない老優にはそれがある残酷さが、残酷な結末を迎えない所に魅力がある。ブルックナーを最初と最後の盛り上げに使うのが良い。ひっぱたくシーンが美しい。リボンは可愛い。
葛