脳みそ映画記録

エルム街の悪夢の脳みそ映画記録のネタバレレビュー・内容・結末

エルム街の悪夢(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

゛これは現実じゃない!゛

ホラー映画のリメイクならお任せ!ことマイケル・ベイの制作です。
フレディ・クルーガーの描かれ方をのぞけば、よかったと思います。生前フレディの犯行の有無に疑心暗鬼になる展開や、現実と夢の入り組んだ描写は好きですね。薬局でフレディに追い詰められるシーンの夢と現実のリンクしているシーンは特に気に入っています。

ただ、フレディの扱いが良くない。まず、フォルムに関しては、比べるのは酷だと思いますが、ロバート・イングランドの方の印象が強すぎて、受け入れがたい。ロバート・イングランドの大きな鼻がとても自己主張的だったので、リメイク版だと特に鼻が低すぎて違和感を感じざるおえません。切れ長の目と合わせてウォルデモートを連想しました。

そして、フレディが変態過ぎる点です。元々酷い変態でしたが、本作はリアルに生々しい変態なのです。生前の蛮行については今まで児童の連続殺人ぐらいで大きくは描かれなかったのですが、本作では、嫌悪感を感じるレベルの変態として描かれています。オリジナルよりクールなフレディ像な上、本当に子供にイタズラしていたのか?というサスペンス要素もあったので、一層のこと冤罪で復讐鬼に成り下がった方が面白かったのかなと個人的には思います。

色々書きましたが、映像や話の展開は面白かったですよ。