ヒメ

ローラーとバイオリンのヒメのレビュー・感想・評価

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)
4.5
監督 アンドレイ・タルコフスキー

『赤い風船』が翻案と、知って。
46分のショートストーリ。
ジャン・コクトーは
「妖精の出てこない妖精のはなし🧚」と、
赤い風船を評したそうだけれどこの映画も
可愛らしさ、優しさ、ぎゅっと詰まってます


❨"ローラちゃん"👩👗
じゃなくてローラーカーだった! ☺︎ ❩

꙳✧˖°⌖
 父子のようなともだちのような.
              ꙳✧˖°⌖

バイオリンを習っていることで
「 音楽家!」とあだ名をつけられている
いじめられっ子少年サーシャを
ローラー作業員の青年セルゲイが
たすけることからはじまる物語

セルゲイがケンカの仕方をシンプルに
教えるシーン
ローラーカーの運転
悪気はなく言ったセルゲイの
「音楽家」に腹を立て喧嘩したあと
サーシャの笑い声が聞こえる坂道の
ふたりの後ろ姿もこころなごむ

クライマックスはサーシャが
選んだ " 共鳴の場所"....
レッスンでは「もう結構 」なんて
先生にいわれちゃっていたのにね

『ローラーとバイオリン 』 
異なるふたり(ものが)りかいする
すばらしいシーン


陽の光がショーウィンドウの鏡に反射する
万華鏡みたいな世界
バイオリン教室の長い廊下の青い壁
少女にあげた林檎🍎のショット
サーシャが迷子になったときセルゲイに
駆け寄るときの
キラキラした水面のきらめき✨
綺麗!!!

この監督さん、
"映像詩人と称ばれる20世紀の偉大なる
映画監督" とのこと 初めて知りました。

巨匠と呼ばれる監督さんが
いっぱいいる🈵

ラストは、きっとこうなるんだろうな
とゆう予感がしたけれど
私は好きでした。
ヒメ

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