言語よりサウンドより、ショットそのものの強度が何にも増して雄弁なタルコフスキー神話の源流。学生がこんなの作っちゃったらみんな恥ずかしくて映画撮れなくなるな。
これは自分も直面している困難ですが、つ…
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まず大学の卒業制作にしては完成度高すぎる
セルゲイの近所の世話焼きお兄ちゃん感がいいね
ローラーとバイオリンっていうのは労働者と上流階級の対比っていうわかりやすい暗喩だけど、二人が映画に行こうと約…
瑞々しいながらも、すでに才能の片鱗が頭角を示している、当時28歳のタルコフスキーが卒業制作として手がけた中編映画。のちのモチーフとして多様されることになる、水・光・鏡などの取り入れ方だったり、年の離…
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まだ声変わりもしていないであろう少年サーシャがバイオリンを抱え楽譜ケースを持って部屋を出るところから始まる。
用心深く玄関から出ようとしたが、同じ年頃や少し年上の少年たちに見つかって取り巻かれてから…