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紳士協定のkinakoのレビュー・感想・評価

紳士協定(1947年製作の映画)
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フリーライターのフィルは週刊誌の編集長に言われ、反ユダヤ主義の記事を書くことになり、自分がユダヤ人だと嘘をつく事で、この問題を取り上げていく事にしたが・・、という恋愛要素も入れた社会派映画。差別されてる人間を可哀想だと思う反面、自分でなくてよかったと安心し、助けることもしないキャリーのような人間は山ほどいる。人間の差別意識を描いた作品で、黒人問題や少数派の差別等、他にもあてはまる所は出てくる。フィルは正義に燃える、波風にも負けない芯のある男である。ユダヤ人と一口に言っても、色々な人間がいるのね。
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