どうにもならない環境の中で、反抗して何かを貫こうとする姿を観る映画。
移民、難民の不法滞在者から搾取することで生計を立てる父親を手伝う少年イゴールの心の物語。
他のダルデンヌ兄弟作品と同様に最後…
2016年1月15日。
BGMが一切ない。
ただ声と効果音だけで紡がれる。
だからこそ、それぞれのキャラクターの表情や声色が際立つのかなぁ。
ただ、ストーリーはいいとして、そういうラストか。
…
BGMを一切使わないというスタイルでしたが、それがまた映像にリアル感を与えてくれて考えさせられた。
イゴールと父親の演技のやりとりが絶妙でついつい見入ってしまった。
最後のシーンは「このあとイゴー…
ダルデンヌ兄弟の手掛ける作品は個人的に2作品目。現実の生活を横から覗いてるかの様な、自然な描写には今回も驚かされた。残酷な不法行為を平気でやる父親でも子供にとっては心から愛する親であり、父親は正しい…
>>続きを読む不法滞在外国人売買の仕事をする父を手伝う少年イゴール。ある時不慮の事故で不法滞在者の一人が転落してしまい、死に間際に家族の面倒を頼まれイゴールは承諾する。黒人の占いに対する信仰心の描き方には少し疑問…
>>続きを読む不法入国者の斡旋とかとりあえず違法な仕事を営む父のお手伝いをさせられるイゴール君。そんなある日思わぬ事故が起きる。
静かで淡々としていて音楽もないけど観れてしまうなあ~!
ラストの切り方とか絶妙…
このレビューはネタバレを含みます
全体的に退廃的な雰囲気が漂う中で主人公の子供らしい純粋さを演じ切っているジェレミー・レニエが美しく際立つ。道徳的な心の葛藤をラストで打ち明け、去り行く足音だけが響いているエンディングがとても印象的だ…
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