ダルデンヌ兄弟作品は「サンドラの週末」のみ鑑賞済み。新作の「トリとロキタ」鑑賞前にデビュー作を観ておこうと鑑賞。
そこにあるリアルが感じられる作品。
ジェレミー・レニエの表情が印象的。
淡々と…
初ダルデンヌ兄弟
ドキュメンタリー出身とあってか手持ちカメラでの撮影、尚且人物に寄り添った撮り方をしていた
違法外国人労働者などの社会問題を中心にしてるのもドキュメンタリーっぽい
逆らえない父…
不法移民労働者を斡旋する父親を手伝う15歳のイゴール
多分、分別もつかず庇護されないと生きていけないような頃から自然に働かされていて親に盲目的に従っている
ある事故の対処がきっかけになって父親は間…
このレビューはネタバレを含みます
イゴールの行為は正直エゴだと思っていたが、歪ながらも絆や愛とも呼べるもので固く結ばれていた父親との関係を自ら断ち、最後地下通路でアシタを追って並んで歩き始めたのをみると、それはもはやエゴではなく、本…
>>続きを読む絶対的な存在の父親から、約束をきっかけに少しずつ変わっていくイゴール。アシタの夫と息子に対する愛情と信仰心の深さに触れ、絶対的な存在から離れていく。イゴールがアシタに抱きつくシーンが印象的。
ラスト…