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ブルックリン横丁のnekosukiのレビュー・感想・評価

ブルックリン横丁(1945年製作の映画)
3.8
夢を追いかけることは悪いことではないけど、定収がない夫のために貧しい暮らしを強いられる妻や子供たち。
幸せはお金で買えないけれど、お金があれば大方の悩みは解決するのも事実だ。
その人の価値を測る物差しが収入だけなら彼は評価に値しない男だったが…

彼は人を笑わせ幸せにさせることで誰からも愛された。
亡くなった後でそれを知った妻、彼の良さを理解して愛していた娘、それぞれの思いが交錯する。

幸せの形は人それぞれ、平凡な暮らしの中にこそ存在する揺るぎないもの、互いを思いやる心を気付かせてくれる。

彼の死後に生まれた娘を抱えて、苦難の道を歩こうとする一家にありのままを丸ごと受け入れてくれる頼もしい男性が現れて一家に幸せな未来が訪れるラストにホッと安堵した。
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