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くノ一忍法 観音開きのろくのレビュー・感想・評価

くノ一忍法 観音開き(1976年製作の映画)
2.3
題名から山田風太郎関連だろうと思って楽しみにしていたらダルな忍術にひねりのない展開、あれこれ山風じゃないのかしらんと思い調べてみたらビンゴですよ。ああ、東映が作ったセクスプロイテーション映画っすね。

序盤はダル中のダル。カルーセル真紀の絡みや間寛平のギャグなど少し見所はあれど、正直退屈(間寛平は「お前のチューリップを見せてくれよ~」と気を吐くギャグはしていたけどね)。特に主役の橘真紀と岡崎二郎(だよな?)の逃避行はほんと凡庸の一言。いつまで続くんだ、このぬるいラブシーンと苦笑。

忍法はどれも大したことなく、忍法をしている間は後ろが黒くなるクロマキー状態。ああ、この映画は河崎実が作ったのかしらんと訝しむ(いやこっちが先か)。

今まで3人一緒に頑張っていたくの一なのに最後であっけなく一人死亡(堀めぐみ)。しかもそれを悲しむでもなく続く展開。あれ、最後なんかもともと2人のように書かれているよ。

ただ最後首領の戦いで首領のき○たまを潰し、首領を逆さづり&刀でぶすぶすだけは良かった。ほんとここだけだぜ。イエス。

よくも悪くも(いやほとんど悪いか)低予算。しかも思想0で嬉しくなってしまう出来であった。忍法観音開き!
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