時は元和八年、上州碓氷峠で信州上田真田藩の一行が鍬形一獄以下の鍬形衆に襲われ御用金三万両が奪われた。江戸の伊賀組々頭の服部半蔵の屋敷に呼び出された三人のくの一忍者・お妖、お炎、お乱は、奪われた三万両の探索を命じられる。上州・高崎にある白髭神社に向かう三人の行く手を阻む鍬形衆。しかし、見事鍬形衆を打ち破ると、そこに真田藩の忍者・風響之介が現れ、御用金の件から手を引けと言い捨て立ち去った。三人は執拗に鍬形一派の襲撃を受けるが、鍬形一族の隠れ家へと一歩一歩近づいていく。隠れ家への潜入、失敗、そして逃走。遂には、鍬形一族は全勢力でくの一狩りを行った。お妖、お炎、お乱は凄まじい死闘の末、見事鍬形一族を殲滅。すると突然、風の胸を仕込み杖が射抜く。なんとその杖を使ったのは、服部半蔵!裏で鍬形一族を操り、御用金を奪った張本人は、服部半蔵だったのだ。くの一三人衆は、奥義「観音開き」で半蔵に立ち向かう…。
悪家老・結城大乗の奸計により、父を殺された近江国・尾形城主の若君・雷丸は、逃げる途中で巨大な竜に襲われるが、大鷲に助けられ飛騨国・蝦蟇ヶ岳に運ばれた。それから十余年、一人前の忍者に育て上げ…
>>続きを読む寛永八年、二代目将軍・秀忠は重い病を患っていた。一方、駿府城にある家光の実弟・忠長が不気味な動きを見せる。これを憂慮した老中・阿部豊後守忠秋は、伊賀忍者三ノ組組頭・甚伍左を呼び、秀忠逝去ま…
>>続きを読む葛西杏子は3歳の時、刑事の父を目の前で殺された。犯人の手掛かりは、父の手に残された猪・鹿・蝶の3枚の花札。そして20年後、成人した杏子は父親の敵を討つため、猪・鹿・蝶の刺青を彫り込んだ女博…
>>続きを読む神坂弘とカポネ団は、暴力団・大東睦会の会長・大竹の妾を脅したことで仲間を殺された。仕返しのため、神坂は3億円の密輸ダイヤを奪い取る。だがそれを奪い返そうとする大東睦会と、おこぼれを狙う女番…
>>続きを読む天正6年。伊賀の国。目を覚ました伊賀の下忍・突悪(たお)は、薄暗い洞窟の中に倒れていた。目の前には、見ず知らずの男の姿。男は突悪と同じ伊賀の下忍で、名を邪気というらしい。邪気に促され、洞窟…
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