疫病に侵された、地球タイプの惑星テラ・イレブンに3人の女性宇宙飛行士が不時着。彼女らが発したSOS信号をキャッチした宇宙の賞金稼ぎキャプテン・ウォルフは報奨金目当てにテラ・イレブンへと向かう。
しかしテラ・イレブンは今や邪悪なサイボーグ独裁者オーバードッグが牛耳っており、女性宇宙飛行士たちもオーバードッグの本拠地である通称ゾーンに連れ去られていた。
キャプテン・ウォルフは現地で知り合った女性浮浪者のニキの案内でゾーンを目指すのだが、道中には様々な敵が待ち構えているのだった。
同タイトルのゲームがファミコンソフトにありますが、全く無関係。
それはそうと、世界観はほぼ『マッドマックス』。しかし敵はヒャッハー軍団じゃなくて、ブヨブヨのデブ怪人やらアマゾネスやらドラゴンやら爆弾投げる仮面被った子供やらと、統一性が全くない。
で、舞台となる惑星で疫病が蔓延したという設定も特に意味がない。
で、メインストーリーはとある惑星で悪者に連れ去られた女性たちを救出するという内容なので、別に主人公がスペースでハンターするわけじゃない。
特に目新しさのないSFアクションで、『マッドマックス』の亜流と例えるしかない映画。
本作の出演者の中で個人的に名前を知っていたのはマイケル・アイアンサイドだけ。彼がラスボスのオーバードッグ役で、ものすごい格好で登場する。特殊メイクにはかなりの時間を費やしたらしく、本人はかなりつらい思いをしたという。
因みに本作の製作総指揮はアイバン・ライトマン。マイケル・アイアンサイドを指名したのも彼である。
もう一つ因みに、本作はアメリカでは3D上映されたそうな。