BS-iで放送されていた１話５分の深夜の短編ドラマ『怪談新耳袋』の劇場版２作目。
劇場版１作目がドラマを踏襲して短編のオムニバスであったのに対し、今作は長編作品。
主演の黒川芽以が好きなので、当時勢いで円盤購入(笑)。
ツッコミ所は満載なんだけど、嫌いじゃない。
ジャンプスケアでビックリさせたりとか、凄惨なシーンはなく、ホラー好きにはあまりにも物足りない。
一方で脚本の渡邉睦月は『ケータイ刑事』シリーズや実写版『名探偵コナン』の脚本家。
なのでミステリー要素、謎解き要素も含まれており、恐怖とビックリ演出の力業で乗り切るような映画ではない。
ただ元々ホラーというジャンルが低予算な上に、元が深夜ドラマとあって予算が少ないのは目に見えて明らかで、チープさは最後まで拭えない。
また、終盤で明らかになる主人公の境遇があまりに胸糞で難色を示す人も多いだろう。
ゆえにおよそ万人向けとは言い難く、決してお勧めはてきない作品。
