ヴィスコンティ監督の遺作は私の大好きがてんこ盛りで最高。
イタリア貴族の愛憎物語。夫は妻に、愛人への愛を熱く語る!
「官能的な美女なのだ!」はぁ?
妻のことは妹のように愛しているが、許して欲しいと。はぁ?
愛人は戦争未亡人、魅惑の公爵夫人。
愛人がラウラ様かとおもいきや、ラウラ様は悩める妻。美しい裸体が何度もあります。うっとり。
本当にもう、イタリア貴族は恋愛しかしていないのかな。最高すぎる。
妻を蔑ろにしたくせに、妻の浮気は許せない夫。その後の展開がぶっ飛びすぎて本当に面白かった。そんなことしてはいけない件が大きくふたつ。もっとあるけど。
ヴィスコンティ監督は自身もイタリア貴族の末裔、多分こうだったのねと信じてしまう傑作!
ひとつだけコメディかと思った件。
ラウラ様のお衣装が全て豪華で美しくて完璧なのだけど、一度、外出する際のお顔のベールがピッタリと張り付きすぎて、ストッキングを被った銀行強盗を思い出してしまった。必見シーン。