髭が似合うイタリアンダンディ貴族、ジャンニーニ。
妻に「君は僕にとって妹なんだ」…つまり肉親みたいに大事って事だね。
妻に「今は愛人に夢中なんだ」…妻に隠し事をしない誠実な男って事だね。
妻が「ヒド…
このレビューはネタバレを含みます
19世紀末から20世紀初頭の作家ダヌンツィオの小説が原作。ダヌンツィオは第一次世界大戦後、パリ講和会議で現クロアチア領土のフィウーメがセルボ王国に割譲された事に激怒してイタリア領土にする為に兵員を率…
>>続きを読む「ヴィスコンティなのだから」と、当たり前のように観てしまうが、これ美術装飾品の類や衣装なんかだけでいったいお幾ら万円かかってらっしゃるのだろうか?うまい棒何本分?なんて庶民を代表する身としては激しく…
>>続きを読むヴィスコンティの遺作。車椅子に乗りながら撮影したという。
主人公のトゥリオ伯爵の自己満足、独占欲、支配欲、言葉はたくさんあるけれど、いろんな欲望にまみれた映画だった、ヴィスコンティの剥き出し感も激し…
ヴィスコンティの遺作。ジャンカルロ・ジャンニーニ演じる身勝手なクズ野郎が素晴らしい。いつだって主導権は自分に有ると言わんばかりに奥さんの前であけすけに自らの不倫を語り「俺たちは自由な夫婦だ」などとほ…
>>続きを読む狡猾なクソ野郎かと思えば爽快なバカ野郎と言うか救いようがなく清々しさすら感じる主人公を演じたジャンカルロ・ジャンニーニが凄くて、女を舐めんな地獄に堕ちろと念じたくなるような愚かさすら突き放さず感情移…
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