ジャンニーニの屈折した紳士の表現が最高。
妻に堕胎を促すシーンとかクズ過ぎてたまんない。
擁護の余地のないクズなのに泣かされてしまうのは、時折見せる涙があまりに美しく撮られているからで、
ヴィスコン…
刹那主義が嵩じて救いようのない疑り深さで悪事に手を染め自滅してゆくダメ男トゥリオ。貞淑を身上としていたはずが一時のアヴァンチュールに身をやつし終いには自分の命と引き換えにトゥリオを呪って骨まで砕いた…
>>続きを読む○'79 3/31〜公開
配給: 日本ヘラルド
ワイド(TECHNOVISION/シネスコ)
モノラル
フィルム上映
●'93上映期間不明 特集上映
′93 12/14 17:00〜
フィルム…
ヴィスコンティ監督の遺作で有り、手掛けた作品の中ではかなり官能的な雰囲気。常に滅びの美学を漂わせて居て頽廃の教祖だなぁとしみじみ観て仕舞いました。
内容や人物は正直に言うと共感の出来無いものでは有…
冒頭のサロンでの音楽会からもう目が離せない・・・
美しいというよりは、豪華すぎて、浮世離れした世界にじっと見入る、というのが正解でしょうね。
ヴィスコンティは美的なものの選美眼とでもいうか、美しい…
ヴィスコンティ②
赤を基調とした豪華絢爛な画面の美しさと、エゴにまみれた人間の醜悪さ。地位や名声、財産がどれだけあろうとも、精神的な幼さ、イノセントが自らを破滅へ導く。不倫する男の構造なんて、貴族…