若尾文子はやはり素敵な女優である。
山茶花究…大好きです。
山村聰が紳士…なんだけどだんだん正体が(笑)。
藤巻潤は私にゃやっぱりザ・ガードマンなんだよなぁ。
フランキー堺、真面目な芝居です。
やっ…
これがフランキー堺かっ
またしても倉田マユミかっ
全編通して流れる謎の音楽。ピロローン、ポヨヨーン、ポロローン、ピョーン、ポロポロポロ…。好青年藤巻潤とのいっときの心安らぐようなシーンでも流れて…
画面がまるで黄金がかってるような色味で風格が凄い。
ズバリと次のエピソードに切り替わっていくのも鮮やかだしオープニングとエンディングも驚く。
若尾さんのナチュラルさがなんといってもヤバいし下衆だけど…
若尾文子を愛でる映画。
彼女と言えば増村保造とのコンビ作が有名ですが、この映画の川島雄三とのコンビでも「しとやかな獣」や「雁の寺」など好きな作品があります。その二作に比べると話はあまり面白くはない…
映像的魅力の中、売春防止法施行直後くらいのプロの女、若尾文子さんは、若くて向上心も乏しい小えんちゃん。その割に最初から品格高い。
猥談連発もこの品性。キャラからは生れ変わる感じは厳しいけどそこは各E…
男の間にスルリスルリと入り込み、飄々と生きていく。逞しささえ感じる。
両親が空襲で死に、芸者として春を売る女として生きた女は二号となり生まれ変わるが、生まれ変わっても…。
何度か見ないと分からないが…