ヒロイン小えんは根無し草。執着がないからこなせた事が、ある時期から出来なくなる。さあどうしようという若尾文子の浮遊感が胸に残る。器が大きそうでちっちゃい男に山村聰がハマる。九段、渋谷といった新しい盛…
>>続きを読む何が面白かったのかうまく説明できないけど、とにかく絵がもつので、退屈する間もなく終わった。
生活のために人や自分の恋心を利用することってあるよなぁ。それを小悪魔と呼ばれてしまうのだろうけど、実のとこ…
林芙美子の「放浪記」のように、地に根を張れずに生きる人の弱さとたくましさを若尾文子が体現する。若尾文子をとりまく人たちも、表には出さずとも弱さを抱えて生きているのが垣間見えて奥行きが深い。
品位の良…