晴海通り

女は二度生まれるの晴海通りのレビュー・感想・評価

女は二度生まれる(1961年製作の映画)
3.5
うわー上高地行きのバス!!当時からめっちゃ混んでる!!(笑)

遊び人の“パパさん”、真面目で1番いい男そうだったリリー・フランキーじゃなくてフランキー堺、神様みたいだったけどケチだった“父さん”、イガグリみたいな17歳のコウちゃん、あとハンサム風だけど地味にひどいことする若者…という色とりどりの男性の間を、蝶のように飛び回る若尾文子。思いっきり男女の映画でした。当時の性事情ってよく分からないけど、待合はもろラブホだったり芸者衆もまぁ線引きが曖昧だったり、現在とそんなに変わらない気もする。結局は女も手に職つけて身を立てた方がいい。「断っていいのかい?(怒)」と迫る置屋のおかみさんの怖さ。やり手婆と変わらない。しかし『流れる』然り、置屋の人間関係は情と金が煮詰まってめちゃくちゃめんどくさそうだ(笑)

ひとり、しましま駅のホームで佇む若尾文子。もらった腕時計も手放した彼女はどこへ行くのか。父さんの本妻役が山岡久乃で出番少なくて勿体ないです(笑)
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