原題『女は二度生まれる』 (1961)
監督:川島雄三
脚本:井手俊郎、川島雄三
撮影:村井博
編集:中静達治
音楽:池野成
出演 : 若尾文子、藤巻潤、山村聡、フランキー堺、他
富田常雄の『小…
1961年”女は二度生まれる” 監督川島雄三 脚色井手俊郎 川島雄三
自分でもやばいな~と思うんですが、女が好きです(爆)
例えば、電車に乗るじゃないですか・・・どんな美形の男いても、気になりませ…
このレビューはネタバレを含みます
芸者の小えん(若尾文子)が様々な男性と出会いながら、ひとりの女性として成長する姿を描いたコメディタッチの人間ドラマ。
自由奔放に生きる小えんを演じたあやや。場面ごとに色違いの着物姿を美しく艶やかに…
靖国神社の太鼓から始まる川島雄三大映三部作の第一作(大映東京)。
脚本に東宝から名手・井手俊郎を呼び、不見転(みずてん)芸者・若尾あややを軸に描かれるのは、戦後の無節操な変貌を遂げる日本と男女の関係…
クレジットタイトルに川島雄三(東宝)書いてあることから東宝が大映に貸し出したことがよくわかる。若尾文子を女にしてみせると川島雄三が言ったらしい。確かに不見転芸者は、様々な男遍歴して女の力を見せつける…
>>続きを読む粋と野暮、男女の機微をわかり抜いた脚本。幸田文原作、成瀬巳喜男『流れる』(1956)と比較すると面白いだろう。男の書いた芸者、女の書いた芸者。
しかしそれでいて、長屋での現代的な女子大学生との対比…
一貫して作品からメロドラマ性を排除し、「早すぎた喜劇作家」と呼ばれた川島雄三の真骨頂が見れる作品の一つ。メロドラマを嫌う川島雄三にとっては、人間の建前と素の部分が入り乱れる芸者の世界は恰好のテーマだ…
>>続きを読む