適度に不気味なファンタジーと言ったギレルモ・デル・トロ監督にしか出せない個性ある雰囲気が出ていてやはり良作。
レッドことヘルボーイとブルーことエイヴのキャラと関係性は奇妙ながらもバランスのとれた相棒感がよく出ていていい感じ。
この映画の印象が強すぎるのかロン·パールマンさんとダグ·ジョーンズさんが出演してると一気にギレルモ・デル・トロ監督の映画感が出ると思うようになった。
無論
リズ役の美しいセルマ·ブレアさんやブルーム教授役のジョン・ハートさんなども世界観にぴったりハマっている。
若かりし頃のブルーム教授と幼かったヘルボーイの出会いと父子としての人生、
ヘルボーイとリズの不器用すぎる恋愛などの人間ドラマも凄くいい。
悪役たちの禍々しさもたまらない。
特にクロエネンは気持ち悪くも格好よく、そして不死身かつ強くてヤバい奴でインパクト抜群。
ストーリーのほうもファンタジー感が強すぎるとはいえ、これぞ「ヘルボーイ」だと思えるもので普通に楽しめる。