鍋山和弥

ダーティハリー2の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ダーティハリー2(1973年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

法で裁けぬ、犯罪者達を、警官で、構成された、暗殺者集団が、抹殺していく事件に、アウトロー刑事、『キャラハン』が、挑む物語。僕は、アンチヒーローが、好きなのだが、この作品では、『キャラハン』も、暗殺者集団も、アンチヒーローなのではないかと思う。法の裁きに、じゅんずるか?法を破って、抹殺するか?どちらが、いいのか?真面目に考えれば、法に、じゅんずるのが、正しい道。だが、この作品では、悪役の位置合いだが、僕は、本当に、正義感が、あれば、暗殺者集団も、ありではないかと、考えたりしてる。むしろ、相手が、本当に、悪人であれば、暗殺者集団も、正義ではないか?とか思う。ただ、この作中の、暗殺者の間違いもあると思う。自分達の正体を、突き止めかけた、『キャラハン』を、始めとする、正義を守る、警官達までも、抹殺しようとした点。抹殺するのが、悪人だけなら、問題無いが、正義を貫く、警官までも、抹殺するのは、流石に、間違いだ。悪人以外の者を、口封じまでしては、自分達も悪人であるのと、変わらない。そういう意味では、『キャラハン』の行動は、正しかった。最後まで、悪人を裁いたのは、『キャラハン』だった。正義を語る者は、忘れてはならない。罪無き者に、手を下さないことを。法は、万能ではないから、どちらの立場も、分かるが、・・・・。
鍋山和弥

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