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ダーティハリー2のbluetokyoのレビュー・感想・評価

ダーティハリー2(1973年製作の映画)
3.0
2023年7月13日 13:40~ テレビ東京 吹替え
怒られ刑事がすっかり板についたキャラハン刑事。それはそれとして、やはり、ダーティハリーの冒頭の目線は、犯人目線なんだな。サンフランシスコ市庁舎から、ある労働組合の幹部が出て来た。この男は組合員を殺害した疑惑を持たれているが、証拠不十分で無罪になったようだ。その男は、悠々と迎えに来た車に乗り込むと立ち去るのであった。その後を追う白バイ警官。白バイ警官は、車を路肩に停めさせ、免許の提示を求めた。組合幹部は、しょうがねえなあ、という感じで免許を渡すのであった。すると、白バイ警官は、組合幹部も含め、車にいた者を全員射殺した。

キャラハン刑事が現場に来ると、上司のブリッグス警部補に、持ち場に戻れ。わたしは、一度も銃を抜いたことがないんだからな、とぶつくさ言われる。

キャラハン刑事が射撃練習場に行くと、交通課の若手警官たちが射撃の練習に励んでいた。なかなかいい腕前なので、キャラハン刑事は喜んだ。

豪邸のプールで泳いでいた若者たちがマシンガンで撃たれた。ポン引きが射殺された。
いずれも目撃者がない。警官が犯人なので当然なのだが。

麻薬王と言われたギャングのボスも射殺された。こんどは、最初に来た警官も射殺された。

射撃大会である。このあいだ、射撃練習場で会った若手警官たちも参加していた。射撃大会が終わったあと、キャラハン刑事は、若手警官たちの撃った銃弾を探し出した。鑑識に持ち込むと、どうも、一連の殺害事件の銃弾と似ているのであった。

そんなある日、例の若手警官たちがバイクを停めて、キャラハン刑事を待ち構えていた。キャラハン刑事が来ると、街の悪人を駆除しているのだ。仲間にならないかと聞いてきたので、キャラハン刑事は断った。

後日、キャラハン刑事の自宅の郵便受けに爆弾が仕掛けられていた。

上司に報告すると、なぜか、すぐに、ブリッグス警部補がやってきて、爆弾を車で持っていくことになる。キャラハン刑事が運転していると、ブリッグス警部補がキャラハン刑事に銃を突き付け、お前は知り過ぎた、お前には消えてもらう、などと言いだす。

キャラハン刑事は車を暴走させ、ブリッグス警部補を車外に放りだした。
バイクに跨った若手交通課の警官たちが待ち構えていたので、激闘のすえ、全員射殺した。

そのあとすぐに、ブリッグス警部補が現れた。お前は、警官殺しだ。誰がお前の言うことなど聞くものか、などと言い始める。
その間に、キャラハン刑事は、さっきの爆弾を車の中にポイっと置いてしまう。いつの間に時限爆弾になったのか仕組みがわからんが。

お前のことなど誰も信用しないぞ、と言いつつ、ブリッグス警部補は車に乗り込んで、車を走らせると、しばらくして、ズゴゴゴーンと車は爆発してしまう。

キャラハン刑事は、ガラにもないことをやるからだぜ、とうそぶくのであった。

叱る側が、叱られるようなことをやってはいけないわけだ。なぜなら、歯止めがなくなってしまうから。
キャラハン刑事は、怒られ刑事なので、自由にできるわけだ。
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