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ダーティハリー2のqpのレビュー・感想・評価

ダーティハリー2(1973年製作の映画)
3.0
 逮捕されてもすぐに釈放される暗黒街の大物が次々と殺される事件が発生します。ハリーはこの事件を担当し、という話です。

 前作を観てから本作を観ました。そのため、前作のように犯人がすぐ変わっていること、ただの殺人狂かと思っていましたが、社会の悪者を殺人するなど犯人に考えがあったことに驚きました。また、終盤で真犯人が分かり直接対決になる部分も前作と異なりました。

 ハリーは序盤にハイジャックや強盗などで現場に居合わせ、本筋で関係ないところで活躍します。彼は正当防衛で犯人を射殺しており、その考えが本筋と関わってきます。射撃コンテストシーンがハリーを真相へと導いていきます。

 ハリーが真相に近づいていくにつれ、住所まで割れてる恐怖がありました。前作では出てこない隣人などが出てきましたが、軽い登場だったのが残念でした。

 終盤のカーチェイスは面白かったです。それまでの謎だらけの閉塞状態から一気に話もアクションも加速します。白バイである必要は分かりませんでしたが、アクションを面白く見せるという意味ではよかったなと思います。ハリーは銃を持たなくても、経験値の違いを見せる頭脳プレーで面白かったです。

 ハリーのポジションやラインが分かりにくくなりました。前作では法律を無視するような形で殺人犯を殺しました。本作でも正当防衛で殺していますし、悪人は成敗しても良いという印象でした。もちろん、それが明るみに出たからと罪のない人を襲うまでには至らないと思いますが。ラインの引き方が難しいですね。
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