ゴン吉

現代やくざ 盃返しますのゴン吉のレビュー・感想・評価

現代やくざ 盃返します(1971年製作の映画)
3.9
菅原文太が主役を務める任侠ドラマ「現代やくざ」シリーズの第4弾。
野川由美子がヒロインを演じ、松方弘樹、伊吹吾郎、工藤明子、中田博久らが共演。 

昭和四十三年、大阪豊中の堂本組の若き関山辰次(菅原文太)は、親分の指示で、伊丹空港拡張工事用地買収に絡んで箕面の萩原組組長を襲撃する。関山が2年の服役を終えて出所すると、親分の計らいで若者頭に取り立てられ、新しく組も持たせてもらう。一方、他界した萩原組組長の娘の冴子(工藤明子)は父親の遺言により組を解散し、堅気となった若頭の望月(中田博久)と共にバーを営んでいた。そこに堂本組と兄弟分の三鬼組が言いがかりを付けに来る… 

堂本組組長と三鬼組組長が任侠の道を外れた非道を繰り返してイライラさせられる。一方で対立組織の親分は筋が通っていて漢気もある。幼馴染の小料理屋を営む女将(野川由美子)も絡みながら難しい選択を迫られる関山。
そんな組長に破門され、ついに愛想を尽かした関山が立ち上がる。
痛快任侠ドラマと思いきや次々と人が死んでいき、個人的にはラストもスッキリしない。
任侠の世界にはハッピーエンドは無いのかもしれない。
関山との結婚の夢を見た幼馴染(野川由美子)も救われずに残念。
「たっちゃんのアホ!」  

2023.10 BS12で鑑賞
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