信念を曲げないヘンリー・フォンダがここでは職権乱用も甚だしい悪となり、無論規律が第一の軍隊において彼に逆らうことなど許されない。
しかし決して偉大でも何でもない、凡庸どころかそれ以下でさえある中佐…
「規律」を巡る話でフォードらしいテーマ。傑作だった。
中盤(日常パート)まで少しばかり緩くないか?と思ったけれど、些細な日常や訓練を描くこのパートこそがクライマックスに効いてくる。
砂煙に消えてい…
失態を犯し降格処分に加えアパッチ砦に左遷されたサースデイ中佐が激戦区の過酷さを知っていく映画
南北戦争の悲惨さだけでなく指揮官の重要性を訴えた作品でもある
ジョン・フォードの西部劇としては中盤の絢爛…
駅馬車が一番とずっと思っていたが、最近みたらカラーではアパッチが一番なのでは。ダレガチな西部劇のストーリーもこれはシャープだし、馬たちの疾走はいうまでもない。
関係ないけど、逃亡者をみた。でもFi…
スピンする痰壺、手鏡を通したアングルなど序盤からアイデア満載、とにかく面白い。この時代の西部劇はほんとに馬に乗って移動している様を映すことで強固な画が撮れてしまう。今となってはもうこんな作品は出てこ…
>>続きを読むサイレント時代とカラー時代のいいとこどりな感じでとんでもなく洗練されている。ジョンフォードほどイデオロギーの教化装置としての映画の機能を効果的に利用した作家はいないのではないか。一体どうやって撮って…
>>続きを読むどうにも渋谷に行く気がせずU-NEXTで。あまりにも自殺行為なラストの突撃、それを伝説化して語り継ぐというザワザワ感と土煙を利用した幻視的かつ鮮やかなロングショットの同居でいまだに困惑しているが、あ…
>>続きを読む8/11@シネマヴェーラ渋谷
南北戦争後のアメリカ。将軍の位から中佐に格下げを受け、アパッチ砦に左遷されたヘンリーフォンダ。
広大な荒野で展開される騎馬戦シーンの爽快感。
大人シャーリーテンプ…
反戦でありつつも反兵隊(反人間)ではないドラマの良質さに関しては私ごときが言うまでもないが、静と動の音遣いが完璧なアクションとで食いつぶしあってないバランスの匙加減が猛烈に素晴らしい。頑迷なイメージ…
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