まっと

エクソシスト3のまっとのレビュー・感想・評価

エクソシスト3(1990年製作の映画)
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実は今まであんまり悪魔祓い系の映画の怖さがよく分かってなくて、最近ようやく「侵食される恐怖」が私にとっては怖いのかも、と思い始めました

特にこの3って途中から舞台がほぼ病院の中だけになって、地味に呪怨ハウスの怖さがあるというか、ここにいたらいけない、いたら触れたら終わりなのに、ここが日常だからみんなここにいる そしてじわじわと邪悪が内部を食い荒らしていく
1のとき、燦々と陽光が降り注ぐ中悪魔の存在が示されるあの「見つかった」ような、終わりを見越したような不気味さに痺れたものですが、3はもう1からの流れで始まった瞬間終わりが見えているんですよね 邪悪が来るのを知っている

カラス神父ばっかりなんかごめんね〜て思っちゃうし、これで全ての邪悪に打ち克ったとも思い難いし、なんだか最後の最後まで居心地の悪い映画です だから良い だから怖い

例の廊下のシーン、再鑑賞なので来るぞ来るぞと思いながら観ていると妙に尺が長くてずっと緊張してて余計怯えた
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