記録。
「愛でぶっ飛ばしてやる」
『ノッティングヒルの恋人』などの脚本を手がけたリチャード・カーティスの初監督作にして、クリスマスロマコメの定番。
再鑑賞。え、クリスマスは終わった?
観たのクリスマス前なんでセーフです!(強気)
今や説明不要、クリスマスシーズンに総勢19名が織りなす群像劇で、9+αのエピソードがどこかしらでリンクしながらも、色取り取りの愛の形を呈していく。それらは必ずしも皆が思う最良の形ではないかもしれないけれど、総じてポジティブで多幸感を与えてくれる名作です。
学生時代に周りの女子がこぞって絶賛していた本作。
当時、今の5倍くらい硬派だった僕は、ほぼ強制的に観せられることになったのが不満で、頬っぺたをぷくーっと膨らませながらDVDをセットしたものです。
が、恋愛脳Fu●k!と脳内中指を立ててたのはほんの数分、終盤には脳内土下座をしていた事を思い出します。ほんとマジでスミマセンでした。この映画最高です。
と、そんな思い出語りはさておき、
秘書に恋する英国首相ヒュー・グラント、亡き妻の連れ子の片思いを応援するリーアム・ニーソン、言葉の通じないポルトガル女性に恋心を抱くコリン・ファース等々、豪華キャスト勢揃いのゴージャス感はクリスマスシーズンにピッタリ。
ウェディングドレス姿のキーラ・ナイトレイは鬼のような可愛さで眩しすぎるし、ビル・ナイの落ちぶれたロックスターっぷりは歌含め最高でしかない。大好き。
アラン・リックマンとローワン・アトキンソンのコントみたいなイザコザはスネイプ先生vsミスター・ビーンの異種格闘戦的な構図も相まってこれまた外せない見どころです。
カメオであのジャンヌ・モローが出演してるのはちょっとしたサプライズですね。
”この世が愛で満ち溢れている”と本作は言いますが、実際にはそんなこと無いのでしょう。満ち溢れてたらきっと戦争なんか起きてない。
だけどこの映画は愛に満ち溢れてる。胸いっぱいに満たしてくれる。それだけは紛れもない真実なのです。