このレビューはネタバレを含みます
クリスマスを控えたロンドン。たくさんの恋模様が繰り広げられる街で、人を好きになることや想いを伝えることの大切さを感じる作品。
とても面白かった。コメディチックなアメリカンドラマのような雰囲気で見やすい。大人から子どもまで、様々な年齢層の恋が描かれていた。お互いの気持ちが一致してうまくいくこともあれば、何かの事情や障害によってうまくいかないこともある。世間的に何の問題もないようなお互い独り身同士の恋もあれば、不倫や浮気につながるようなものもある。ただ、どんな恋も、相手を思いやる気持ちさえあれば、それがうまくいくか、いかないかに限らず、人の心を温かくしてくれるものなのではないかと思った。
勇気を持って相手に気持ちを伝えることや、相手を知ろうと努力することの大切さを改めて感じた。「答えが明白すぎる場合は、裏付けとなる証拠は必要ない」という言葉が、作品中に出てきたが、本当にそうだなと思う。好きに理由はいらない。自分の好きに対して素直に生きていけたら、傷付くことはあったとしても幸せなのではないかと思う。
自分の今の感情を大切にすることと、相手のことを思いやること。この２つだけを忘れずに生きていければ、この作品のような幸せな日々が過ごせるのではないかと思った。
