daisuke

椿三十郎のdaisukeのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
3.0
汚職を告発すべく、密談を交わす9人の若侍たち。話の中で、大目付の菊井を頼ることで満場一致となるも、部屋の影から一人の男が顔を出す。その男は、善人の面をした菊井こそが黒幕だと話す。すると、男の言葉通り、菊井の腹心らが密談場所を包囲してしまう...

『用心棒』の続編。脂の乗り切った三船敏郎が、若手俳優らを引っ張る構図。若侍の中には、若かりし頃の加山雄三・田中邦衛もいます。

前作に比べると、気持ちセリフが聞き取りやすい。殺陣は今回も少なめ。バカ正直に突っ走ろうとする若侍らを、大人の余裕でなだめ、引率する椿三十郎です。

そして、三十郎の目的が結局何なのか最後まで分からず。無益な殺生を嫌う、ただのお人好しという感じでしょうか。
daisuke

daisuke