rage30

椿三十郎のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

椿三十郎(1962年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

囚われの身になった城代家老を救出する侍達の話。

三船敏郎演じる主人公が敵と味方の間を行ったり来たりするので、『用心棒』っぽいな~と思っていたら、『用心棒』の続編的な作品だったんですね。
時代劇特有の言葉や人名が理解出来ず、話も完全には理解出来なかったのですが、わりとコミカルな描写で笑わせる部分も多いし、90分であっさりと終わるので、『用心棒』よりは見易い作品と言えるでしょう。

三船敏郎の粗野だけど洞察力があり、カリスマ性のあるキャラクターはカッコ良いし、30人をあっという間に切り倒す殺陣も見所の一つ。
特にラストの1対1の対決は、まさかのスプラッター演出に驚かされましたし、暴力への自己批判的な言及はイーストウッドの映画を想起したりもしました。

個人的に『用心棒』がまったくダメだったんですけど、それに比べれば楽しめたかなと。
時代劇に苦手意識のある人にこそ、オススメしたい作品です。
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