もちお

椿三十郎のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

椿三十郎(1962年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 リメイク版は未見です。

 『用心棒』から順番に観ました。
 そもそも本作が『用心棒』と繋がっていると知ったのは最近です。
 ただ、『椿三十郎』から観ても問題はないのかなと思います。
 連続性の強い作品ではないので。

 本作ですが、面白かったです。
 好きな作品です。

①良かったところ
・安定のお侍さん
 『用心棒』で描かれた主人公の魅力。
 本作でも存分に発揮されていました。
 剣の達人。
 頭の回転の速さ。
 視界に入ったもので偽名。
 そして、お人好し。
 悪態をつきながらも、人助けをしてくれるところが素敵でした。

・奥方
 緊急事態でも穏やか。
 頼もしかったです。
 感銘を受けてしまう人質も印象的でした。
 いちいち押入れに戻るところが律儀でした。
 面白かったです。

・加山雄三さんと田中邦衛さん
 お若かったです。
 ベテランのイメージが強いので、新鮮でした。

・頭脳戦
 主人公の剣術も見所ですが、私が一番魅了されたのは頭脳戦です。
 互いの動きを踏まえて、策を出し合う。
 緊張感が堪らなかったです。

・最後の一騎討ち
 刀を抜くまでの静けさ。
 一瞬でつく勝負。
 激しい血しぶき。
 強烈でした。
 そして、照れ臭そうに去っていく主人公。
 可愛かったです。

②まとめ
 好きな作品です。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

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