謀反を起こし、あらぬ罪で投獄された城代を
助けようとする若者と、ひょんなことからそれを
手伝おうとする侍を描く、時代劇
恥ずかしながらの初見でしたが、
まずは、
芸術的な構図の数々に驚きをかくせませんでした★
計算しつくしたであろう
そのカット割の数々はもはや芸術の域で、
「光と影」
「構図」
「カメラワーク」
「キャストの動き」
「音楽」
が、
まるでオーケストラのように、
きちんと動き奏で,えがかれる★
その中心に存在する名優、三船敏郎は、
もはや言うまでもないけれど、
その完璧なる映像の中で中心に位置するに値する、
すさまじいオーラを放っております★
時代劇なのでむずかしい言葉や関係性、役職はわからないところもありますが、
シンプルに観れば、
今では子供じみた「だまし」のテクニックや、
よくある権力争いのお話なので、
ストーリーよりもその「展開・演出」
を楽しめる映画でした。
もちろん玄人向け(観る人を選びます)です★