ノッチ

ファンハウス/惨劇の館のノッチのレビュー・感想・評価

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)
3.0
町にやってきたカーニバルに出かけたエイミー達4人。

処女のエイミーは今夜彼氏と初体験をする予定で、肝試しがてらファンハウス(お化け屋敷)で一夜をすごすことにする。

ところが、フランケンシュタインのマスクをかぶった男が、女占い師を殺すところを目撃してしまい、殺人鬼にファンハウスに閉じ込められてしまう…。

『悪魔のいけにえ』でお馴染のトビー・フーパー監督の81年の幻の一品らしいこの作品。

フェスティバルへダブルデートに出かけた男女4人が、「ファンハウス」と呼ばれる恐怖人形館へ忍び込んでドエライ目にあうお話。

やっぱり古い&低予算ということで頑張ってはいますが今見るとそれなりってのが正直な感想。

ただ、『悪魔のいけにえ』と比べたら相当B級だし、殺人鬼の描き方や殺され方も全然大したことないんだけど、妙に舞台設定にぞわぞわする・・

子供だましのお化け屋敷が、怪物が紛れ込むことでとても怖く一変するという構造がユニークだと思いました。

はっきり言ってホラーとしては全然怖くないので高い評価をし辛いのですが、個人的には懐かしいアメリカンホラーのテイストやカラフルな映像、カーニバルの描写などが良くて、嫌いにはなれません。

怖さ以外の部分を余裕を持って楽しめる大人向けのホラー作品だと思いました。
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