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ファンハウス/惨劇の館のhideharuのレビュー・感想・評価

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)
2.5
2017.8.27 DVDを再見。

現地時間の8月26日に亡くなったトビーフーパー監督の追悼を兼ねて同作品を再鑑賞。

決して良い出来ではないと思う。
初見時はカーニバルの異様さが気になったけれど、今回はアメリカのど田舎の高校生の悪たれぶりの方が気になった。
マリファナはやるは悪ふざけは過ぎるはで、それを見ていたら昔の日本人留学生が同級生に殺された事件を思い出した。
都会ならまだしも、やはりアメリカは国土も広いし、ダーウィンの進化論を教えてはいけない州まで存在するというプリミティブな国。世界の警察が呆れるよ。

あまり映画とは関係ないことを書きましたが80年代スラッシャー映画の全盛期に作られた作品にしてはそれらの描写を期待をすると肩透かしを食らう。
オマケに画面は暗くて場面によっては何が起こっているのかさっぱりわからなかったり。

この映画のノベライズが映画公開から何年も経ってから出ました。何故か大御所ディーンRクゥーンツによって。でもさすが大御所だけあって物語に深みを与えて実は映画では描かれていない過去の因縁、血は水より濃いといった感じで中々面白かったです。

フーパーの遺作は「ジン」だったようです。中東資本のホラーでこれもお世辞にも面白いとは言えませんでした。

ホラー映画監督の大御所は70歳代が多いですね。ここのところクレイヴン、ロメロと続いて鬼籍に入っていますがまだまだ続きそう。
ホラーとは関係ないけど87歳とかで現役の監督してるイーストウッドは凄いね。

ご冥福をお祈りします。
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