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ファンハウス/惨劇の館のTSのレビュー・感想・評価

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)
3.4
【お化け屋敷で一夜を過ごそうとするその思想が最早ホラー】74点
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監督:トビー・フーパー
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:97分
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こりゃあ中々面白いB級ホラー映画でした。監督は『悪魔のいけにえ』を世に送り出したトビー・フーパー。同じような映画として『殺人遊園地』がありますがこちらの方が断然上。内容はまるで馬鹿みたいなものなのですが、シンプルに面白いので良し。ホラーに出てくる若者って何故にこんなに無謀でアホなのでしょうか?笑

ある日、二組のカップルが夜の遊園地で遊んでいた。そこにファンハウスというお化け屋敷があり、若者たちはそこに一夜泊まろうとするのだが。。

無法地帯と言っても良いくらいの特設遊園地であり、子どもたちが喜ぶものもあれば、大人の男たちが喜ぶストリップショーなども陰でしているためカオス極まりない。そんな中、えらい不気味な人形がセンターにあるファンハウスが一際目立つ。このお化け屋敷、中身はよくあるホラーアトラクションなのですが、実は経営している親子に難癖ありなのです。ここで悪役としてフリークスを用いるのは賛否両論でしょうが、フリークスといっても無理やりそういう設定にしているだけであり、実際のその姿は現実世界のそれとはさらにかけ離れている気がしました。父親の教育の影響なのか、人を殺める癖があるため、最早完全なる異常な殺人鬼。若者たちは逃げ惑うしかありません。

というか何でお前らはこんな不気味な場所で一夜を過ごそうとするのかね?笑 絶句するほどのおバカさんたちであり、悪役の男が言い放つ「完全なる不法侵入」に寸分の間違いはないため、もうどうにでもなれと思ってしまいます笑 そのおバカ設定の中で、おどろおどろしい展開が続くので中々見応えがあります。グロさは控えめですが、不思議と集中して観れる、そんなホラー映画でありました。
TS

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