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ファンハウス/惨劇の館のHIのレビュー・感想・評価

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)
2.2
移動遊園地のお化け屋敷(ファンハウス)でこっそり一夜を明かすことにした2組のカップルが、支配人の奇形の息子による殺人を目撃してしまい、迷路のような屋敷から脱出を試みる。
『悪魔のいけにえ』や『ポルターガイスト』など、70年代、80年代に様々なホラーを手掛けたトビー・フーパーが贈るホラー。
80年代のホラーなんていつぶりだろうとfilmarksを見返したところ、昨年9月の『地獄の門』以来だった。

うーん、これは『13金』や『エルム街』並みのホラーアイコンにはなり得ないな。結構グダグタ。前半には『サイコ』のパロディを入れたり工夫しているが、カーニバルの催しを冗長に垂れ流す(奇形の動物の見せ物は衝撃)。
殺人鬼の片割れの奇形の息子の特殊メイクはとんでもない出来。もはや怪物といっても過言ではない。『バーニング』のクロプシーを超えている。

登場人物はどいつもこいつもイライラする行動ばかりとるが、ヒロインの弟を介抱していた遊園地の関係者は心優しかった。ちなみにこの人、ゲテモノ映画『ミミズバーガー』の監督兼主演である
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