アギゴン

ポネットのアギゴンのネタバレレビュー・内容・結末

ポネット(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

(あらすじと、ほぼネタバレ)
我備忘録

交通事故で母を亡くしてしまった僅か4歳の少女ポネット。
突然の悲しいお別れに気持ちが錯乱。そんな彼女にパパはなんとか妻の「死」を理解させようとする。
しばらくの間、叔母の家族と暮らすポネット。いとこやそこで出会った友達に、亡くなった者と会える方法を聞きまくり、必死に試す。その行動は周りの人達を悩ますほどに…。
大人たちにはポネットの悲しみは計り知れない。
そんな悲しみに暮れるポネットの前についに会いたかった母が現れる。

ま〜もうなんて可愛いの〜この子。そして演技とは思えないほどナチュラルな演技に驚きました。と言うか本当にママを亡くしてしまった経験があるの?って思うほどナチュラルでした。4歳であんな感情を上手く表現出来るのか…芦田愛菜ちゃんどころじゃない。

指しゃぶりがまだ止められない幼子に母の死を理解させて、早く前に進ませようとする大人たち。気持ちは分かるけど、絶対そんなの無理やりなんて出来ない。ゆっくりゆっくり時間をかけて行かなきゃダメだよ。
ポネットの周りに集まるお友達。一丁前に恋愛話もしてて可愛い。
子犬のように戯れてポネットを慰めたり、叱ったり、お節介したり。小さな社会がそこにあった。

最後にママがポネットにかけた言葉「楽しく生きていくことを覚えなさい」ようやく笑顔を取り戻し前に進んで行こうとするポネット。
良かったねって声をかけたくなった😊
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