トム

ポネットのトムのネタバレレビュー・内容・結末

ポネット(1996年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

異国の少女の物語ということで、童話の世界を映画にしたような、そんな読後感を感じた。
子どもが中心の狭い世界とその外側にいる大人たちみたいな。
子役の演技には驚かされる。ただ、何故だろう。”演技が優れている”という風にしか思えなかった‥。(自分自身の問題だと思うが‥)
そこにリアリティを感じる事は出来なかった。
物語も彼女の成長を描くにしては、最後は現実とは離れたところで彼女の葛藤が解決され、やはりそれも童話的で、思想的な印象が拭えない。
キリスト教が物語と絡んでくるが、それを自由に解釈する子どもたちは面白かった。
最後に”祈り”の結果として、母が登場するのは物語としては少し浅はかだなと‥。
トム

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