レイチェル

狂った夜のレイチェルのレビュー・感想・評価

狂った夜(1959年製作の映画)
3.8
タイトルとジャケに惹かれて鑑賞。期待値は高まるばかり。短尺も好印象。

戦後ローマの下層階級の若者たちの乱れ切った一晩の物語。真面目に働く気は無い。盗品を売ったり、人の財布を盗んだり。娼婦に優しい言葉をかけて弄び、置き去り。最低すぎて最高。

男たちは仲良しグループに見えるが仲間を出し抜く事も厭わず、隙を見ては仲間から横取り。下品な振る舞いでお金を散財。たぶん羞恥心はゼロ。

若者の一晩の物語といえば、ジョージ・ルーカスの『アメリカン・グラフィティ』が大好きだけど、あんな明るい青春とは全く違ってひたすらやるせない。なのにクールなラストシーンにはやられた。オープニングに繋がった!

男たちはオールクズ。女優たちが超絶美形揃いで最高。どうしてあんなに美しいの?
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